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サーバーサイドエンジニアの年収は?キャリアパスや将来性も詳しく解説

サーバーサイドエンジニアは需要が多く、高年収が期待できる魅力的な職種です。

ユーザーが常にサービスへアクセスできる環境が当たり前になった近年では、サーバーサイドの技術が欠かせません。

また、クラウドコンピューティングの普及も、サーバーサイドの技術が重要視されるようになっている理由の1つです。

厚生労働省が提供する職業情報サイト「jobtag」において、システムエンジニアの平均年収は420万円~866万円と紹介されています。

これからサーバーサイドエンジニアを目指そうと考えて情報収集をしている人もいるかと思います。そこで今回は、サーバーサイドエンジニアの仕事内容や年収の目安、将来性について詳しく解説します。年収アップための方法やおすすめの資格も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
 

更新日: 2025/01/15
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サーバーサイドエンジニアの仕事内容とは?

サーバーサイドエンジニアの主な仕事は、Webサイトやアプリケーションのバックエンド部分、つまりサーバー側のシステム開発です。「ユーザーには見えない部分の開発」と考えればわかりやすいでしょう。

具体的には、データベースの設計や最適化、システムの運用や保守などがあります。また、セキュリティを確保するために行うデータ暗号化や認証・認可の実装、脆弱性のチェックなども業務に含まれます。

このように、サーバーサイドエンジニアには広範囲にわたるスキルが求められます。そのため、アプリケーションの全体設計から運用保守に至るまでをワンストップで対応できる総合的な能力が不可欠です。

 

サーバーサイドエンジニアとサーバーエンジニアの違い

サーバーサイドエンジニアとサーバーエンジニアはどちらも「サーバー」に関連する業務を担当しますが、その役割と専門性には違いがあります。

サーバーサイドエンジニアは、アプリケーションの要件定義や実装を行い、「サーバー上で動くプログラムの開発」が主な仕事です。そのため、プログラミング言語やデータベース管理のスキルが必須となります。

一方、サーバーエンジニアは、物理サーバーや仮想サーバーの設定、運用・保守といったインフラ管理が中心の業務です。サーバーのハードウェアやネットワークの知識が必要です。

中小規模の組織では、これらの業務が重複するケースもありますが、大規模なシステム開発では基本的に役割が分担されます。

 

サーバーサイドエンジニアの平均年収

 

サーバーサイドエンジニアの平均的な年収は約600万円です。現実的な手取り月給は30~35万円程度になると考えていいでしょう。一般的なエンジニアの平均年収は約586万円なので、エンジニア職としては少し年収が高めです。

 サーバーサイドエンジニア一般的なエンジニア一般的な会社員
平均年収約600万円約586万円約414万円


サーバーサイドエンジニアには高度な専門知識とスキルが求められるため、報酬が上がりやすい傾向にあります。ただし、一般的なエンジニアとの平均年収の差は14万円程度のため、スキルや経験によっては年収が逆転するケースも少なくありません。

一般的な会社員に比べると年収は高い傾向にあります。

 

サーバーサイドエンジニア年収が高い理由

サーバーサイドエンジニアの年収が高い理由は下記の2つです。

  1. 技術的な難易度が高い
  2. 業務の重要度が高い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

1.技術的な難易度が高い

サーバーサイドエンジニアの年収が高い理由の1つは、技術的な難易度の高さです。

単にプログラミング言語を使いこなすだけでなく、データベースやクラウドサービスの活用、セキュリティ対策など、多岐にわたる知識とスキルを求められます。この高度な技術力に対して、高い報酬が設定されています。

 

2.業務の重要度が高い

サーバーサイドエンジニアは、Webサイトやアプリケーション基盤となるシステムを構築する重要な役割を担っています。システムが停止すればビジネスに直接的な影響を及ぼすため、責任は重大です。

プロジェクトの規模が大きくなればなるほど、サーバーサイドエンジニアの技術力と責任が増します。そのため、大規模システムの開発経験と優れたスキルを持つエンジニアほど、高い評価を受けて年収が上がる傾向にあります。

 

サーバーサイドエンジニアに必要なスキル

サーバーサイドエンジニアには、6つのスキルが求められます。

  • プログラミング言語
  • フレームワーク
  • データベース
  • 開発環境
  • クラウド
  • セキュリティ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

・プログラミング言語

サーバーサイドエンジニアの主な仕事は、Webサイトやアプリケーションのバックエンド部分の開発です。そのため、サーバー側の処理ロジックをプログラミングで実装する必要があります。

問題発生時の原因を特定する際にはコードの読解力が欠かせません。システムの自動化・効率化にもプログラミングスキルが求められます。また、セキュリティ対策や外部システムとの連携もプログラミングで実装します。

このように幅広い業務に携わるサーバーサイドエンジニアは、プログラミングスキルを習得していないと信頼性の高いシステムを構築・維持できません。

なお、サーバーサイドエンジニアが習得すべきプログラミング言語は「静的型付け言語」と「動的型付け言語」に分けられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

「静的型付け言語」

静的型付け言語は、変数の型をプログラムの実行前に宣言してコンパイル時に型チェックを行う言語です。主な静的型付け言語としては、Java, C#, Goなどが挙げられます。

コンパイル時にエラーを検出できるのでプログラムの堅牢性が高まり、パフォーマンスも向上します。大規模なプロジェクトや高トラフィックのWebサービスなどでも広く使用されている言語です。

 

「動的型付け言語」

動的型付け言語は、実行時に変数の型が決定される言語です。主な動的型付け言語としてはPython, Ruby, PHPなどが挙げられます。

動的型付け言語はコードの記述が簡潔で、開発速度もスピーディーです。効率性が高いので、プロトタイピングや迅速さが求められるスタートアップでの開発などに適しています。

 

・フレームワーク

フレームワークは開発の効率化を図るツールです。JavaにはSpring、PHPにはLaravel、RubyにはRuby on Railsなど、それぞれのプログラミング言語に対応したさまざまなフレームワークが存在します。

フレームワークを使いこなせれば、コードの再利用性や保守性を高めることが可能です。サーバーサイドエンジニアを目指すなら、プログラミング言語と合わせて習得しておきましょう。


データベース

データベースの管理と操作もサーバーサイドエンジニアの重要なスキルです。主なデータベースとしては、表形式のデータを関連付けて管理するリレーショナルデータベース(RDB)が知られています。RDBの代表例はMySQL、PostgreSQL、Oracleなどがあります。企業の基幹システムやWebアプリケーションなど用途は多岐にわたるので、必須のスキルです。

また、RDB とは異なる新しいアプローチとしてNoSQLも知られています。NoSQLは非リレーショナルなデータベースシステムで、高速な処理速度とスケーラビリティの高さが特徴です。

用途に応じて使い分けられるように、さまざまなデータベースの知識を得ておきましょう。

 

・開発環境

サーバーサイドの開発ではLinuxが広く使用されています。Linuxはサーバー向けOSとして信頼性が高く、セキュリティやパフォーマンスも優れています。オープンソースであり、多くのサーバー向けソフトウェアがLinux上で動作することから、Linuxの知識は不可欠と言えるでしょう。

また、現代の開発環境においては仮想環境やコンテナ技術に関わるVirtualization、Docker、Kubernetesなどの理解も必須です。仮想化技術はリソースの効率的な利用や異なるOSの共存を可能にし、コンテナ技術はアプリケーションのデプロイやスケーリングを簡素化します。「開発環境では動作するけど、本番環境では動かない」という問題を解消できるのは大きなメリットです。

 

・クラウド

サーバーのクラウド移行が進んでいる近年では、クラウドに関する知識も求められます。通常、サーバーの構築はインフラエンジニアが主に担当しますが、サーバーサイドエンジニアがクラウドインフラ構築の基礎知識を持つことは重要です。

クラウドを活用できる知識があればサーバーのスケーラビリティと可用性を高めることができ、インフラストラクチャの管理も容易になります。さらに、サーバー構築から処理の実装まで幅広い業務に対応できるようになります。

 

・セキュリティ

サーバーサイドエンジニアには、サーバーやデータベースの脆弱性を理解し、適切なセキュリティ対策を講じるスキルも求められます。

近年では、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)などの攻撃手法に対する防御策、暗号化技術、セキュリティログの監視など、多岐にわたるセキュリティ対策を講じなければいけません。

認証や認可を正しく実装するためにも、セキュリティの基本的な概念を理解している必要があります。不適切な実装は、権限のないユーザーがシステムにアクセスするリスクを引き起こす可能性があるため、細心の注意が必要です。

 

サーバーサイドエンジニアが年収を上げる方法

 

サーバーサイドエンジニアが年収を上げる方法は、主に下記の3つです。

  1. インフラ全般の知識を習得する
  2. フルスタックエンジニアになる 
  3. 転職する

どの方法を選択するかは、個人のキャリアプランと好みによります。

年収アップだけを目的化するのではなく、ロードマップに沿って自身の市場価値を着実に高めていくことが大切です。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

1.インフラ全般の知識を習得する 

サーバー構築やネットワーク設計、ストレージ管理など、インフラ全般の知識を習得することで、自身の付加価値を高めることができます。下記のような知識は特に習得しておきたいところです。

サーバー関連

サーバーの設定を理解したうえで適切な設定とパフォーマンス向上を実現するスキル。

クラウド関連

AWS、Azure、Google Cloud Platformといった主要クラウドサービスに関する理解

ネットワーク関連

効率的で安全なネットワークを設計・設定するスキル。セキュリティに関する知見や障害・パフォーマンスの問題を迅速に診断して解決するスキルも重要。

ストレージ管理

ストレージキャパシティを適切に設定するだけではなく、必要に応じて拡張・縮小するためのスキル。

 

インフラとアプリケーションを一括で扱えるスキルは特に評価されやすく、高年収につながる可能性も上がります。

 

フルスタックエンジニアになる

フロントエンドやバックエンド、アプリ開発、インフラ構築など、幅広い開発に対応するフルスタックエンジニアを目指すのも、1つの方法でしょう。

フルスタックエンジニアは、開発からシステムの運用・保守まで幅広く担当できるため、将来性のある仕事です。システム開発の全工程に精通するスキルを持つことで、自ずと市場価値も上がります。

 

転職する

同じスキルセットを持っていても、年収水準は企業によって大きく異なります。特に、大手IT企業や外資系企業は給与水準が高く、エンジニアに対する報酬に競争力があります。また、急成長中のスタートアップ企業は、将来の成長見込みに応じて高い給与が設定することがあります。

業界を選ぶ際は、金融業界やAI・データサイエンス関連業界を選択すると、高年収が期待できるでしょう。

このような要素を総合的に検討して、自身のスキルセットやキャリア目標に適した転職先を選ぶことが大切です。

 

サーバーサイドエンジニアの年収アップに役立つ資格


サーバーサイドエンジニアになるための必須資格はありませんが、下記のような資格を保有していると年収アップに役立つ可能性があります。

  • PHP技術者認定試験
  • Ruby技術者認定試験
  • LinuC
  • LPIC

それぞれ詳しく解説します。

 

・PHP技術者認定試験

PHP技術者認定試験」は、PHPプログラミングの知識と技術を評価する民間の資格試験です。認定基準は初級、上級・準上級、認定ウィザードの3つのレベルに分かれており、ITSS(IT スキル標準)に基づいています。

この試験では、各レベルに応じた幅広い知識と技術が問われます。資格を取得すれば自身の専門性を示せるため、年収アップやキャリアアップに役立つでしょう。

 

・Ruby技術者認定試験

Ruby技術者認定試験」は、Rubyプログラミングの知識と技術を評価する民間の資格試験です。

認定基準は初級レベルの「Ruby Association Certified Ruby Programmer Silver」と上級レベルの「Ruby Association Certified Ruby Programmer Gold」の2種類に分かれています。

取得しておけばWebアプリケーションのセキュリティ対策やスクリプト作成などのスキルを示せるので、年収アップにつながるでしょう。

 

・LinuC

LinuC」を取得すれば、クラウド時代に欠かせないLinuxのスキルを証明できます。

IT業界全般で評価されている資格なので、取得しておけばキャリアの幅が広がり、多様な職務やプロジェクトに携わる機会が増えるでしょう。サーバーやネットワークの設定・管理、トラブルシューティングのスキルを証明できる点が大きなメリットです。

また、Linuxの知識はセキュリティ対策にも役立つので、セキュリティ面でのスキルをアピールしたいという人にも向いています。

 

・LPIC

LPIC(Linux Professional Institute Certification)」は、Linuxの知識と技術を証明できる人気の高い資格です。

資格基準は初級から上級まで3つのレベル(LPIC-1、LPIC-2、LPIC-3)に分かれています。世界共通の認定資格なので企業からも高く評価されており、就職や昇進にも有利です。

 

サーバーサイドエンジニアの将来性

 

サーバーレスアーキテクチャの普及によって、サーバーサイドエンジニアの従来の業務が減少する可能性があります。しかし、それがサーバーサイドエンジニアの需要減少を意味するわけではありません。

サーバーレスアーキテクチャの設計と管理には高度な知識が必要です。また、サーバーレス環境であっても多くの技術的な課題は残っています。このような事実を理解して最適なアーキテクチャを設計できる人材は今後も必要とされるでしょう。


技術の進化に伴い、サーバーサイドエンジニアにも新しいスキルセットの習得が求められます。特にセキュリティ関連のタスクは依然として重要であり、需要の増加にもつながっています。

将来の安定性を重視したいのであれば、他分野の知識や技術も積極的に習得することが重要です。継続的にスキルを磨き続けることで、将来的なキャリアの展望を明るく保つことができるでしょう。

 

「サーバーサイドエンジニアはきつい」と言われる理由

「サーバーサイドエンジニアはきつい」と言われる理由として、不規則な勤務時間が挙げられます。障害対応や定期メンテナンスなどで夜間や休日勤務が必要になるケースもあるので、プライベートを大切にする人は少し不自由さを感じられるかもしれません。一方、リモートワーク制度やフレックスタイム制度が用意されている企業も多く、平常時の自由度は逆に高いと言えます。

また、常に最新の情報を把握しなければならず、学習負荷が高いと感じられることもあります。ただし、これはサーバーサイドエンジニアに限ったことではありませんので、プロフェショナルとして年収アップを図るのであれば、技術の習得に向き合いましょう。

サーバーサイドエンジニアがきついかどうかは、個人の適性や経験、働く環境によっても異なります。高給与や将来性、やりがいや労働面での自由度など、魅力的な側面も幅広くあります。

 

未経験からサーバーサイドエンジニアになる方法

 

サーバーサイドエンジニアは専門的な知識とスキルが求められる職種なので、未経験から就職するのは困難です。しかし、以下の方法で少しずつキャリアを積めば、就職・転職できる可能性があります。

  • SESエンジニアとしてキャリアを積む
  • 独学で知識を習得する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

・SESエンジニアとしてキャリアを積む

SESエンジニアとは、派遣やアウトソーシングの形で働くエンジニアのことです。
ITに関連するさまざまな業務を担当するため、業務を通してサーバーサイド開発に関する知識を習得すれば、サーバーサイドエンジニアとしてのキャリアを築ける可能性があります。多くのプロジェクトに参加して、異なる技術や業務フローを積極的に学びましょう。

フロンドエンドの開発は、テンプレートエンジンだけで乗り切ることも多いですが、バックエンドの開発は、ReactやTypeScriptなどが必要なケースも多く、未経験者や開発経験2年目などの人でも活躍のチャンスがあります。フロントエンドに比べて募集している企業も多いです。

同時に研修制度や資格取得支援を活用しつつ、JavaやPHP、Pythonなどのプログラミング言語を習得するとよいでしょう。データベース、フレームワーク、クラウドなどの技術を学習することも大切です。

 

・独学で知識を習得する

プログラミングスクールやオンラインの学習教材などを活用し、サーバーサイド開発の技術を習得する方法です。

フロントエンドは3年前後で大きくトレンドが変わりますが、バックエンドは短期間で技術が大きく変わるケースが少ないので「知識の賞味期限が長い」というメリットがあります。

独学でスキルを習得した後は、インターンシップや実務経験が浅くても入社できる企業への就職を目指すとよいでしょう。現場で実績を積みながら、さらにステップアップできるよう学習を継続するのがおすすめです。

決して簡単な方法ではありませんが、強い学習意欲と努力があれば、未経験からでも就職は可能です。

 

サーバーサイドエンジニアのキャリアパス

サーバーサイドエンジニアのキャリアパスには多様な選択肢があります。

  • インフラエンジニア
  • ITアーキテクト
  • システムアーキテクト
  • プロジェクトリーダー(PL)
  • プロジェクトマネージャー(PM)
  • CTO
  • VPoE

これらのキャリアパスは、必ずしも順番に進む必要はありません。サーバーサイドエンジニアとして経験を積みながら、自分の強みや興味に適したキャリアの方向性を決めることが大切です。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

・インフラエンジニア

インフラエンジニアは、ITインフラを設計、構築、運用、保守する技術者です。システムが安定して高速に動くように支える重要な役割を果たします。

最近ではクラウドサービスの利用が増えているため、1台の物理的なコンピューターを複数のコンピューターのように使う「仮想化技術」や、アプリケーションを異なる環境で簡単に動かせるようにする「コンテナ技術」の知識も重要になっています。

 

・ITアーキテクト

ITアーキテクトは、ビジネス戦略におけるITインフラストラクチャや情報システムの設計・統合・最適化を行います。

システム全体の方向性だけではなく運用や保守要件も提示する必要があるため、幅広い知識とスキルが必要です。近年では企業のDX推進に伴ってITアーキテクトの需要も高まっています。

 

・システムアーキテクト

システムアーキテクトは、システム開発の企画・要件定義・設計を担当する上級エンジニアです。システムのパフォーマンスを最適化し、高い信頼性とスケーラビリティを確保します。開発中システムの監督業務やサポートもシステムアーキテクトの仕事です。

クライアントの要望を的確に実現する必要があるので、技術的な知見だけではなく高いコミュニケーションスキルも求められます。

 

・プロジェクトリーダー(PL)

プロジェクトリーダーは、現場の責任者としてプロジェクトの各工程を管理するのが仕事です。プロジェクトマネージャー(PM)の指示に従って現場のチーム管理や工程の効率化を担当します。

チーム単位の責任者として成果が求められる職種です。場合によってはチームメンバーのスキル向上をサポートしたり、現場での作業を行ったりします。

 

・プロジェクトマネージャー(PM)

プロジェクトマネージャーは、プロジェクト全体を包括的に管理する職種です。主にスケジュール管理や予算管理、人員の配置、関係者とのコミュニケーションなどを行います。

プロジェクトを円滑に進めるためには、システム開発全般の知見が必要です。一般的にはPLからPMへとキャリアアップします。

 

・CTO

CTO(Chief Technology Officer)は、会社全体の技術戦略を決める最高責任者です。新技術の導入や技術者の採用・育成方針の策定など重要な経営判断を行います。技術に関する深い知識と経験に加えて、経営的な視点が必要とされる職種です。

企業の規模や成長段階によっても役割が異なります。小規模・スタートアップでは、技術チームの管理や具体的なプロジェクト推進が主な役割です。中規模・大企業では、戦略的な視点から技術ビジョンの策定や技術投資の意思決定などを行います。

 

・VPoE

VPoE(Vice President of Engineering)は、エンジニア組織を統括する役職です。エンジニアの採用や編成など人事的な業務を行います。エンジニア経験があると有利ですが必須ではありません。

CTOは日本企業でも一般的になりつつありますが、VPoEを導入している企業は多くありません。基本的にはスタートアップの職種で、CTOから転職するケースがほとんどです。

 

まとめ

 

サーバーサイドエンジニアは将来性があり、高収入が期待できる職業です。技術の進化に追随しながらスキルを磨き続ければ、年収アップも期待できます。自身の価値を高めるために最新の技術トレンドを把握して、積極的にスキルアップを図っていきましょう。

資格は必須ではありませんが、今回ご紹介したような資格を取得しておけば、スキルを客観的に証明することができ、高報酬につながる可能性があります。

未経験からでも就業は不可能ではないので、興味がある人はチャレンジしてみましょう。
 

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