男性が清潔感のある服装を実現するための基本事項
まずは、男性が清潔感のある服装を実現するための基本事項を押さえておきましょう。
- シワ・汚れ対策
- 色あせ対策
- ニオイ対策
- 統一感のあるコーディネート
- 自然なサイズ感
それぞれについて、順番に解説していきます。
シワ・汚れ対策
衣類のシワ・汚れは、清潔感を高めたいビジネスパーソンにとっての大敵です。シワや汚れが目立つ服装では、不潔な印象を与えてしまいます。清潔感を保つためにも、衣類のシワ・汚れ対策を心がけましょう。
汚れやすい衣類はこまめに洗濯し、シワが付きやすい衣類は定期的にアイロンをかけるのが基本です。どうしても取れない汚れ・伸びないシワは、クリーニングを利用するか、買い替えを検討しましょう。細かい手入れが面倒という方は、シワが付きにくい素材や、汚れが目立ちにくいダークカラーの衣類を選ぶのがおすすめです。
色あせ対策
気に入ったアイテムを頻繁に着用・洗濯していると、徐々に色あせてしまいます。色あせが目立つと使い古した印象となり、清潔感を損ないやすいです。色あせから復活させることは難しいため、素材やアイテムに合わせて適切な予防策を取り入れましょう。
何より大切なのは、衣類の取り扱い表示に従った手入れを行うことです。洗濯機/手洗い/クリーニング、漂白剤の使用可否など、衣類ごとに推奨される取り扱い方法があります。衣類の色あせを加速させないように、適切な洗濯方法を行いましょう。色あせの防止策として、洗濯ネットに入れて洗うのが効果的です。洗濯ネットに入れることで、衣類同士が擦れるのを防げます。
また、日光も色あせの原因となります。直射日光に長時間さらすことがないように、保管方法にも注意してください。
ニオイ対策
清潔感を高めるうえで、衣類のニオイも注意すべきです。良し悪しに関わらず、強いニオイは不快感を与えやすいといえます。強力な柔軟剤や芳香剤でカモフラージュするのではなく、基本的には無臭を目指して対策しましょう。
地肌に触れる部分が多い衣類は汗や皮脂が付着しやすく、不快なニオイが生じやすいです。こまめな洗濯を心がけ、洗濯が難しい衣類やニオイが取れない場合はクリーニングの活用を検討しましょう。
また、生乾き臭も不快感を与える大きな要因となります。洗濯後には風通しのよい場所で素早く乾かす、洗濯槽の手入れを定期的に行うなど、生乾き臭の対策も忘れないように行いましょう。
統一感のあるコーディネート
清潔感のあるコーディネートの基本として、全体を統一させることが大切です。相性を考えずに主張が強いアイテムを組み合わせると、雑然とした印象になり清潔感を損ないます。コーディネートでは、全体の色味やバランスを意識したアイテム選びを心がけましょう。
取り入れる色は、黒や白といったベーシックカラーを中心に、3色以内に抑えることで統一感が出やすくなります。赤と緑のような補色（反対の性質の色）を多用すると、まとまりがなくなるので注意しましょう。
自然なサイズ感
清潔感のある服装を目指すうえでは、サイズ感も重要です。基本的にはジャストフィットを意識し、自分の体型に合ったアイテムを選びましょう。
オーバーサイズの服装はだらしない印象を与えやすいです。一方で、アンダーサイズの服は窮屈で、見苦しい印象を与える場合があります。特別なコンセプトがある場合を除き、自然なサイズ感のアイテムを選ぶようにしましょう。
清潔感のある服装を目指す男性におすすめのアイテム11選
清潔感のある服装を目指すといっても、どのアイテムを選べばよいか迷ってしまう方も多いでしょう。ここでは、清潔感のある服装を目指す男性におすすめのアイテムを11点ピックアップして紹介します。
ジャケット
ジャケットは、一枚羽織るだけで清潔感をプラスしてくれる万能なアウターです。フォーマルな場では、スーツの上着に近いテーラードジャケットでキッチリ感を演出しましょう。カジュアルな場では、デニム生地などの選択肢もあります。
季節に合わせた素材のジャケットを選べば、オールシーズン活躍してくれるのも魅力です。春夏には通気性のよい薄手の素材、秋冬には温かみのある厚手の素材を選ぶとよいでしょう。ジャケットは、おしゃれの第一歩としておすすめできるアイテムです。
チェスターコート
チェスターコートは、深めの襟を持つロング丈のコートで、秋冬に活躍する定番のアウターです。テーラードジャケットに似たシルエットですが、上半身をしっかり寒さから守ってくれる防寒性があります。
また、フォーマルにもカジュアルにも合わせやすいシンプルなデザインも魅力といえます。ジャケットと同様にキッチリした印象を与えられる定番アイテムです。
ワイシャツ
ワイシャツは、スーツやジャケットの下に着る襟やボタン付きのシャツを指します。清潔感の代名詞ともいえる定番のトップスです。語源はホワイトシャツ（白いシャツ）ですが、昨今ではさまざまな色があり、コーディネートに合わせて選べます。
特に白シャツはスタイルを問わず合わせやすいため、1枚持っておくと重宝するでしょう。ただし、シワや汚れが目立ちやすい欠点もあるため、手入れが必要です。
カーディガン
カーディガンは、ワイシャツなどインナーの上に羽織るボタン付き・前開きのアウターです。ジャケットほどの厚みはないため、手軽に着脱できます。重ね着すれば、上品な印象をプラスすることが可能です。
季節に合わせた素材を選ぶことで、オールシーズン活躍してくれます。春夏は薄手の素材、秋冬はニット素材を選ぶとよいでしょう。
パーカー
パーカーはフードが付いたトップスで、カジュアルな着こなしが可能なアイテムです。シンプルなデザインで使い勝手がよく、清潔感をプラスできます。落ち着いた色のパーカーを選べば、おしゃれな着こなしが可能です。
ワイシャツと同様にシワや汚れが目立ちやすいため、しっかり手入れしましょう。手入れの行き届いたパーカーは、清潔感を保ちながら親しみやすさをプラスできます。
スラックス
スラックスは、腰から裾にかけて直線的なシルエットが特徴の長ズボンです。スーツに合わせるボトムスというイメージが強いですが、カジュアルなものも増えています。また、デニム生地やストライプ柄など、ファッション性に優れたアイテムもあります。
ビジネスシーンはもちろん、プライベートでもスマートな印象を与えられるでしょう。トップスとの組み合わせ次第でさまざまな楽しみ方ができる、使い勝手のよいアイテムです。
テーパードパンツ
テーパードパンツは、裾に向かって細くなるシルエットのボトムスです。スッキリとしたシルエットで脚を長く見せる効果があり、清潔感を演出できます。腰回りは比較的ゆとりがあるものが多いため、快適な履き心地なのも魅力です。
フォーマルな場に適したスラックス風のタイプから、カジュアルなデニム生地やコーデュロイ生地まで、多彩なバリエーションがあります。シーンやスタイルに合わせて、最適なアイテムを選びましょう。
ショートパンツ
ショートパンツは膝上丈の短いパンツで、夏に活躍するボトムスです。カジュアルな場に適しており、夏場でも快適な履き心地で過ごせます。見た目としても、軽快で涼しげな印象を与えられます。
ただし、脚を出すことになるため、ムダ毛のケアにも気を配りましょう。ムダ毛が処理されていないと、却って清潔感を損なってしまいます。
スニーカー
スニーカーは、ゴム製の底に布や革などの生地を合わせた運動靴です。履き心地の快適さが魅力で、カジュアルな場で活躍します。なお、落ち着いた色やデザインのスニーカーであれば、ある程度はフォーマルな場にも活用できます。
清潔感を高めたい場合は、シンプルなデザインの白いスニーカーもおすすめです。ただし、白は汚れが目立ちやすいため、定期的に手入れを行うようにしてください。
レザーシューズ
レザーシューズは、大部分が革で作られた靴です。落ち着いた色のものが中心で高級感があり、フォーマルなシーンで活躍します。手入れの行き届いたレザーシューズは、大人な印象を与えられるでしょう。
ただし、汚れや傷が目立ちやすいため、清潔感を保つためには定期的な手入れが必要です。また、蒸れるとニオイが発生するため、風通しのよい場所で乾燥させたり、専用の消臭スプレーを活用したりしましょう。
ローファー
ローファーは、靴紐がないデザインのシューズです。靴の甲（上からみえる部分）に飾りがあるものが一般的で、デザイン性に優れています。レザーシューズと比べてカジュアルに履きやすいため、幅広いシーンで使えるのが魅力です。
レザーシューズと同じ革製が主流ですが、布製の通気性がよいローファーもあります。カジュアルなシーンでも大人っぽく見せたい方におすすめのアイテムです。
男性が清潔感を保つための服装のポイント【季節別】
男性が清潔感を保つためには、季節に合わせた対策が必要です。ここでは、男性が清潔感を保つ服装のポイントを季節別にみていきましょう。
春夏のポイント
汗をかきやすい春夏は、汗対策が必要です。汗ジミができると清潔感が損なわれるため、地肌に触れるアイテムはこまめに洗濯しましょう。
汗をかきやすい方はアイテム選びも重要です。吸水速乾性の高いインナーを選ぶことで、快適な着心地と清潔感を保てます。また、汚れが目立ちにくい色や素材のアイテムを選ぶと、より清潔で爽やかな印象を与えられるでしょう。たとえば、黒色の服やメッシュ素材の服を選ぶことをおすすめします。
秋冬のポイント
秋冬はニット素材や厚手のコートなど、洗濯しにくいアイテムが増えるため、手入れに慎重さが必要です。ブラシで汚れを取る、定期的にクリーニングへ出す、などの対策を取り入れましょう。手洗いを行う場合は、型崩れに注意が必要です。
また、秋冬に多いニット素材やウール素材は毛玉ができやすいため、毛玉対策も取り入れましょう。たとえば、毛玉取り機を使用すれば簡単に毛玉を取り除けます。なお、静電気防止グッズを使用すれば、毛玉の発生を抑制できるため、合わせて活用することをおすすめします。
まとめ
本記事では、清潔感のある服装を目指す男性におすすめのアイテム11選を紹介しました。
男性が清潔感を保つためには、服装選びが重要です。それに加えて、シワや汚れ、色あせ、ニオイなどへの対策も欠かせません。適切な対策を取り入れ、清潔感のある服装を目指してみてください。
